京都産業大学理学部と理学研究科の13人（2024年10月10日現在）の学生が、公立学校教員採用選考試験（中学校と高等学校の数学と理科）で現役合格を果たしました。これは、昨年度までの合格者数から約3倍の急増を示しており、注目を集めています。

この急増の背景には、合格者が低年次から採用試験に向けて準備をしっかりと進めてきたことが大きく影響しています。また、合格者の多くが理学部主催の教員採用試験対策セミナーを受講していました。このセミナーでは過去問の演習や模擬授業の実践などに熱心に取り組みます。同じ志を持つ学生たちが互いに競い合い、助け合う姿勢が育まれ、チームとして採用試験に挑む環境が整えられています。これにより、個々の努力に加えて、グループでの学びが充実したものとなり、合格に向けた実力の向上が図られました。さらに、本学の教職課程教育センターでは、面接や集団討論の練習をサポートするなど、丁寧な支援が行われています。これらの取り組みが今回の合格者数の増加に寄与したと捉えています。

京都産業大学は、今後も教員志望の学生に対する支援を一層強化し、優秀な教員を多数輩出することを目指します。学校教育の発展に寄与するため、引き続き質の高い教育を提供していきます。