【生命科学部】バイオフォーラムを開催しました!(1月18日)

1月18日(木)に生命科学部 バイオフォーラムを開催しました。
今回は、大阪大学の稲木 美紀子 先生を講師にお迎えし、「キラルな細胞変形によって駆動される組織自律的な内臓捻転の機構」の演題で、ご講演いただきました。

稲木氏は、「腸がどのようにして一方向に曲がって出来上がるのか」、という腸の捻転の問題に対して、ショウジョウバエをモデルに用いて数々の先駆的かつ独自性の高い研究を行ってこられました。
今回は、その一連の研究の端緒から展開の過程、そしてイメージングと数理モデルを駆使した最近の知見まで丁寧にご紹介いただきました。組織がどのように非対称な構造を発生過程で形成していくかという、組織レベルの発生生物学の重要問題を、細胞スライドという細胞の挙動、さらには細胞内の非対称性、分子の機能に還元し、それらのスケールを繋いで理解する、大変エキサイティングな内容でした。
当日は大学院生や学部生も含め、約30人の参加者が集まり、活発な質疑、議論が行われました。
講演される稲木博士
稲木博士の講演を興味深く聴く学生たち
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