【情報理工学部】【先端情報学研究科】「Maker Faire Kyoto 2024」に出展&「Young Maker Supporter's Choice」を受賞!
2024.05.22
2024年4月27日(土)・28日(日)、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で開催されたものづくり展示イベント「Maker Faire Kyoto 2024」に情報理工学部の永谷研と平井研&蚊野研、ファブスペースの3グループが出展しました。
Maker Faireは、世界各地で開催されているメイカー(ものづくりを行う人)の祭典で、2019年より京都でもMaker Faire Kyotoという名称で開催されるようになりました。
出展ブース紹介
永谷研ブース
永谷研究室では以前よりバーチャルリアリティ(VR)技術をヒト以外の生物にも応用する研究を行っており、今回は透明球体内に配置したカメラから腹側を定点観測するシステムに関する研究成果を出展しました。
永谷研ブースでは、この研究成果であるオカダンゴムシを含む節足動物のための行動計測装置の他、生命科学部の加藤研究室との共同研究で開発したマウスの運動量測定装置、漆で塗装した部品を乾燥させる装置の計3つの装置を展示しました。
永谷研展示作品情報
- 「生き物を計測・飼育するDIYシステム」加藤 巧真、鈴木 凜、谷口 禎明、前田 永久、水谷 春葵(いずれも情報理工・4年次)、 荒木 稜雅(先端情報学研究科 博士前期課程・1年次)、
永谷 直久(情報理工学部・准教授) - 「漆Kan sow MAN」水谷 春葵(情報理工・4年次)
平井研&蚊野研ブース
スマートハウス向けインタラクション技術や応用システムを研究している「平井研究室」とメディア処理技術の研究と画像関連技術を主に扱っている「蚊野研究室」による共同研究内容を出展しました。これは、人造/人工大理石透過型LEDタッチディスプレイシステム(技術名称:MarbLED) と呼ぶもので、昨年からハードウエアを大幅に改良したシステムの展示です。この技術は、人造/人工大理石でできたキッチンや洗面台の表面が、画面および操作インタフェースとなる仕組みで、ユーザが台に触れての操作が可能になります。そして、アプリの切替・動作するソフトウエアプラットフォームも提供しており、既設住環境を後付けの技術でアプリ実行環境へと拡張する技術です。
平井研&蚊野研ブース展示作品情報
- 「MarbLED:人工/人造大理石透過型LEDタッチディスプレイシステム」浦 千尋、中植 義斗(いずれも2024年先端情報学研究科修了)、蚊野 浩、 平井 重行(いずれも情報理工学部・教授)
ファブスペースブース
ファブスペースブースでは、情報理工学部の専門教育科目である「デジタルファブリケーション」で制作されたパーソナルファブリケーション作品、情報理工学部の伊藤 慎一郎研究室による障害の有無に関わらず演奏することができるインクルーシブな音遊びデバイスの提案のほか、学生主体で作られた花火を打ち上げる体験ができるバーチャル花火師体験デバイスなど10作品の展示を行いました。また、展示の紹介には、2020年に本学学生がデザインしたキャプションテンプレートを今年も使用しました!
ブースには、2日間で計937人(1日目:245人、2日目:692人)の方に来場いただき、作品についての質問や意見交換などをすることができました。
ファブスペースブース展示作品情報
- 「DistanceSound」木野 良亮(情報理工・4年次)
- 「Colorful Sun」中島 暖斗(情報理工・4年次)
- 「sound chakram」山本 法広(情報理工・4年次)
- 「レトロテレビ型スマホスタンド」今田 陽菜(情報理工・2年次)
- 「台パン台」大西王都(情報理工・2年次)
- 「ランタン型スノードーム」三田 彩葉(情報理工・2年次)
- 「打ち上げ花火、下から見るか?自分で作るか?」荒木 稜雅(先端情報学研究科 博士前期課程・1年次)、 松原 光汰、杉谷 昂亮、中島 啓佑、中村 勇太、桑原 哲平(いずれも2024年情報理工学部卒)
他、3作品展示
Young Maker Supporter's Choice受賞
ファブスペース出展作品中、荒木 稜雅さん(先端情報学研究科 博士前期課程・1年次)らが製作した「打ち上げ花火、下から見るか?自分で作るか?」が、ローランド ディー.ジー.株式会社が選ぶYoung Maker Supporter's Choiceを受賞しました!