【現代社会学部】吉川 美代子教授(元TBSアナウンサー)から教わるコミュニケーションの意義
2024.07.23
コミュニケーションは具体的な「誰か」に向けてのもの
現代社会学部では、現代社会のさまざまな諸問題を取り上げ、各問題に精通する教員がオムニバス形式で講義を行う『現代社会の諸問題A・B』(1年次配当)を専門科目として開講しています。
7月16日(火)に実施した『現代社会の諸問題A』では、現代社会学部の客員教授で元TBSアナウンサーの吉川美代子教授が講義を担当しました。
7月16日(火)に実施した『現代社会の諸問題A』では、現代社会学部の客員教授で元TBSアナウンサーの吉川美代子教授が講義を担当しました。
吉川 美代子教授は、SNSなどでいくらでも発信ができる現代社会の状況をふまえて、コミュニケーションをとることの意義について講義しました。
「コミュニケーションは言葉のキャッチボールだ」という言い方がありますが、やりとりする相手はそもそも具体的な「誰か」です。言葉というボールを投げたり、きちんと取ったり、適切に投げ返したりするのは大変なことです。であれば相手のことを知って、なおかつ自分のことも知ってもらわないと、本当はコミュニケーションが成り立ちません。自分の言葉を、具体的な「誰に」向かって、どのように投げかければいいのか。それを理解するうえで必要なのは、語彙力でも敬語の運用力でもなく「人間力」です。「そのときの、その人」に伝わるような言葉や言葉遣いが必要です。吉川 美代子教授からは、臨場感のある具体例や経験談を数多く交えつつ、こうした話がありました。
「コミュニケーションは言葉のキャッチボールだ」という言い方がありますが、やりとりする相手はそもそも具体的な「誰か」です。言葉というボールを投げたり、きちんと取ったり、適切に投げ返したりするのは大変なことです。であれば相手のことを知って、なおかつ自分のことも知ってもらわないと、本当はコミュニケーションが成り立ちません。自分の言葉を、具体的な「誰に」向かって、どのように投げかければいいのか。それを理解するうえで必要なのは、語彙力でも敬語の運用力でもなく「人間力」です。「そのときの、その人」に伝わるような言葉や言葉遣いが必要です。吉川 美代子教授からは、臨場感のある具体例や経験談を数多く交えつつ、こうした話がありました。
講義終了後には、「スライドを使わず、自分の言葉のみで90分間も話ができるのは、なぜでしょうか?」と、吉川教授の話術、人間力、魅力に圧倒された受講生から質問がされる一幕もありました。
質疑応答の後、吉川教授から「コミュニケーションは、目の前の相手に伝える思いが大事です」という本講義の核心となるメッセージをいただき、豊かな学びの時間となりました。
なお、吉川 美代子教授は、今年度秋学期に開講の『現代社会の諸問題B』の授業においても講義を担当する予定です。
現代社会学部専門教育科目「現代社会の諸問題A・B」
『現代社会の諸問題A』(春学期開講)・『現代社会の諸問題B』(秋学期開講)は現代社会に生起するさまざまな諸問題について、その問題に精通する人や現場を知る人の講義を直接受けることにより、受講生各自が社会に対する問題意識を養うことを目的とした講義です。
「地域社会学」「人間社会学」「メディア社会学」「健康スポーツ社会学」に関わる多様なテーマをオムニバス形式で取り上げ、学部所属教員に加えて、各界から招いたゲストスピーカーも授業を担当しています。
※『現代社会の諸問題A』・『現代社会の諸問題B』では講義内容が異なります。
「地域社会学」「人間社会学」「メディア社会学」「健康スポーツ社会学」に関わる多様なテーマをオムニバス形式で取り上げ、学部所属教員に加えて、各界から招いたゲストスピーカーも授業を担当しています。
※『現代社会の諸問題A』・『現代社会の諸問題B』では講義内容が異なります。