【アントレプレナーシップ学環】中谷 真憲 教授がFM京都α-Stationに出演しました

2024.11.14

本学卒業生の谷口 キヨコさんがDJを務めておられる、FM京都α-Stationの人気番組「CHUMMY TRAIN」の京都産業大学提供コーナー『Dream Challenge』に、法学部 中谷 真憲 教授が出演しました。

今回のラジオ出演では、本学が2026年4月に開設を予定している“新学部”「アントレプレナーシップ学環」について、アントレプレナーシップ学環長に就任予定の中谷教授から紹介しました。

アントレプレナーシップとは?

「アントレプレナー」に「シップ」がついた言葉で、「起業家精神」のことをいいます。会社を起業する、スタートアップする、独立する、そういったイメージがありますが、それだけではありません。事業を革新していきたい、もっとおもしろいことをしたい、でもそれをするにはリスクがある、リスクはあるけれどそれを引き受けて前に進もう、こうした挑戦する精神がアントレプレナーシップだといえます。

学環とは?

人が仕事をしていくうえで、決して一つの学問体系に則って仕事が成立しているわけではありません。特に自分が何か始めたいと思った時に何が必要になるか考えていくと、ビジネス的視点では経営学の知識が必要です。物事を始めていく時はルールを知ってどう使うのかも必要ですから、法律の知識も必要です。社会がどう動いているかというトレンドを見る必要もありますから、社会学も必要です。そうすると、関係する学部のエッセンスを知っていないと物事が始まらないわけです。そうした学びを新しく展開するために、経営学部、法学部、現代社会学部、この3つの専門科目にアントレプレナーシップ学環の独自科目も加える。こうした“横つながり”の学部を作り、学問を環のようにむすぶことから、「学環」と呼びます。

アントレプレナーシップ学環での学びと独自性

実践性を重視し、ビジネスの現場とのつながりを重視していくところが一番大事だと考えています。現場の中に飛び込んだ時に「なるほど」と、自分が何を学ぶ必要があったのかを後から気が付くこともあります。大学のカリキュラムでありながら、机の前に座っているだけではなく、むしろ“大学から飛び出させる”ということを重視しています。アントレプレナーシップとは、リスクを取って事業を革新していくという点で、「冒険者精神」に似ているところもあります。

京都産業大学ならではの特色

「アントレプレナーシップ」+「学環」の組み合わせが本学独自です。一拠点総合大学の本学だからこそ、各学部のエッセンスを合わせて統合する、“横つながり”の教育を可能にします。キャンパスが離れている場合、時間的、物理的に難しく、リモートの活用にも限界があります。15,000人もの学生がワンキャンパスで学んでいるこの環境を生かすこと、それが本学ならではの特色です。

アントレプレナーシップ学環が求める学生像とは?

一言でいうと「変化を楽しめる人」です。今の時代は色々な意味で変化が激しいとよく言われます。こうした時代だからこそ、若い人にチャンスがあり、若い人たちの感性で「まずはやってみよう」という行動を起こしやすい時代だと思います。その中で、「変化を楽しむ」「自分でも変化を起こしたい」、そういう人に入学してほしいという想いが一番です。そして、我々教員もそういう学生たちに囲まれてワクワクしたいです。入学定員は1学年30人と少数ですが、周りを見ると15,000人の学生がいて、変化を楽しむ学生たちが集まると、波及効果が期待できます。事業承継や家業継承を考えている人にとっても、実践重視で試行錯誤し、手掛かりになるようなチャレンジをしてほしいですね。そうしたチャレンジを教員がサポートし、取り組みを単位として修得できる科目構成を考えています。

中谷教授がチャレンジしたいこと

学生にチャレンジを求める以上、教員の私もチャレンジをしないとダメだと思います。自分自身がビジネスの現場に出ていき、場合によっては冷や汗をかいている姿も見せながら、自分自身の体験・経験や専門知識を生かして学びを提供したいですね。

中谷教授からのメッセージ

勉強すると言うと「座ってやらなきゃいけない」というイメージがあったと思いますが、アントレプレナーシップ学環での4年間は、実際に色々な行動ができると思います。4年間の学びの中で、少なくとも100人の企業人やスタートアップをしてきた方々と親しく接することができると思います。この環境の中で、従来の研究者から教育を受け取ることに加えて、社会全体の力を本学に集めて、色々な方からメッセージや教育も受け取っていく、こうした学びに興味があれば、ぜひ私たちと一緒にこの新しいアントレプレナーシップ学環を作っていただきたいなと思っています。 
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