2024(令和6)年度 公開講演会(秋季)「宇宙ビジネスの今日と未来~京都産業大学から宇宙へ~」を開催しました
2024.10.30
2024(令和6)年10月26日(土)に、京都産業大学神山ホールにて2024(令和6)年度 公開講演会(秋季)を開催し、神山宇宙科学研究所所長の河北 秀世 教授(理学部)が「宇宙ビジネスの今日と未来~京都産業大学から宇宙へ~」と題して講演を行いました。
講演では、人工衛星や通信インフラの進化を取り上げ、特に米国企業が宇宙ビジネスの最前線を牽引している状況に言及し、スペースXによるロケット打ち上げの増加やスターリンクを用いた通信革命の現状を紹介しました。日本における宇宙産業の課題についても触れ、ロケット打ち上げ回数の低さや民間企業の参入が遅いことを指摘し、この状況を改善するためには民間企業と大学の連携強化が必要不可欠であることを強調しました。
また、本学の取り組みについても紹介し、2023年10月に神山宇宙科学研究所を開設し、従来の神山天文台での研究に加えて宇宙ビジネス推進にも取り組んでいることや、2024年8月に次世代型人工衛星や赤外線天文観測技術の開発、人材育成を目的に、京セラ株式会社とスタートアップ企業の株式会社フォトクロスとの間で包括協定を締結したことも報告されました。
講演後、参加者からは「宇宙ビジネスの今後について聞くことができ、非常に参考になった。」などといった声が寄せられました。
本学では、今後も公開講演会等を通じて本学の研究活動を紹介していきます。