【神山宇宙科学研究所】2024国際航空宇宙展示会に本学も出展!—世界の舞台に神山宇宙科学研究所の赤外線高分子分光器—

2024年10月16日(水)~19日(土)の 4日間、2024国際航空宇宙展(JAPAN INTERNATIONAL AEROSPACE EXHIBITION 2024)が東京ビッグサイトにて開催されました。本イベントは、4年に1度開催される航空宇宙分野の国際展示会です。主催者の発表によれば、今回は23カ国/地域から663社・団体(共同出展含む)、1,156小間の出展があり、4日間で37,168人の入場がありました。出展者として、Boeing、全日本空輸、日本航空、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、三菱電機、NEC等の国内外の主要企業、政府機関、大使館関係者といった業界関係者が参加しました。また、アカデミックブースには、15の大学・高等専門学校が参加しました。

この展示会に本学も初めて出展し、神山宇宙科学研究所の取り組みや赤外線高分散分光器を紹介しました。河北 秀世 所長(理学部 教授、神山宇宙科学研究所長、神山天文台長)を中心に、具 承桓 宇宙ビジネス推進部門長 (経営学部 教授、社会連携推進機構長、イノベーションセンター長)、研究機構のスタッフが本学ブースで対応しました。多くの関連企業や団体、研究者、出版関係者、一般参加者等が高い関心と興味を示し、延べ1,082人が本学の出展ブースに訪れました。

今回、本学から出展した赤外線高分散分光器は、従来技術では大型衛星にしか搭載できないレベルの、高い波長分解能と広い波長範囲の同時観測を可能とした装置でありながら、従来型よりもはるかに小さく、超小型衛星に搭載できるサイズを実現している点が革新的です。将来的には機能実証試験を行い、宇宙空間に打ち上げる計画です。宇宙空間から測定した地球の大気の質に関するデータを活用し、社会問題を解決しつつ、宇宙ビジネス利用を加速させます。

出展者コメント(具部門長)

本展示会に参加し、すでに宇宙の時代は開いていることを実感しました。また、多くの人々にとって宇宙はまだ宇宙人の話のように見ているのも事実です。しかしながら、宇宙への関心は年々高まっており、宇宙ビジネスや宇宙関連のベンチャー企業も増えています。本学でもアントレプレナーシップ教育の一環として「アントレプレナーシップとイノベーション」という科目の中に、宇宙ビジネスに関する講義が入っていますが、更なる展開が必要だと感じています。
神山宇宙科学研究所のブース
河北所長
ブースで展示した赤外線高分散分光器の性能実証光学系
来訪者に説明する河北所長と具部門長
展示会場の様子
展示会場の様子
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