F工房15周年交流イベントを開催しました
2024.10.04
9月28日(土)、教育支援研究開発センターF工房はホームカミングデーの一環として、「F工房15周年交流イベント ~ふりかえり&語りあいの集い」を開催し、44名の方にご参加いただきました。
F工房は、文部科学省学生支援GPに採択された「京産大発ファシリテータマインドの風」という取組の場として2009年に開設されました。開設当初よりファシリテーションのスキルやマインドを広く学内に向けて発信・普及することを通じて、支援型教育を学内に定着させることを目指してきました。ファシリテータマインドは今日まで継承され、今年で15 年となりました。
本イベントは、F工房の立ち上げに尽力された教職員、その後のF工房と学生ファシリテータ(以下、学ファシ)の発展に関わった卒業生・教職員が集い、現役の学ファシと15年間の歩みを振り返りながら今後の展望や可能性を語り合うことを趣旨として開催したものです。
当日は、7名の現役学ファシが職員と共に運営を担いました。また、うち2名の学ファシがイベント全体の様子を可視化する手法「グラフィックレコーディング」の描き手としても関わりました。
実施概要
日時 | 2024年9月28日(土)10:30~12:30 |
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場所 | T201教室(天地館2階) |
参加者 | 44名(卒業生、現役学ファシ、教職員) |
プログラム
- オープニング
- F工房&学ファシのこれまでとこれから
- グループでの語り合い
テーマ①:「F工房&学ファシがこれまで産み出してきたもの」
テーマ②:「F工房&学ファシがこれから産み出していけるもの/産み出していってほしいもの」 - クロージング
イベントの様子
前半は、「F工房と学生ファシリテータのこれまでとこれから」をテーマに、立ち上げに関わった教職員や卒業生から当時のエピソードを紹介いただき、これまでの歩みを振り返りました。後半は、現役学ファシも交えたグループワークを行い、「F工房&学ファシがこれまで産み出してきたもの」をテーマに参加者各自にとってのF工房の存在や学ファシ活動などを振り返って共有したあと、「F工房&学ファシがこれから産み出していけるもの/産み出していってほしいもの」をテーマにこれからの展望について語りあいました。
いずれのグループも世代の異なる参加者がそれぞれの思い出話に花を咲かせるなかで、開設当時から現在まで変わらずF工房と学ファシが大切にしてきたことを再確認し、共感しあう様子が見られました。
会の終盤には、木の葉型のカードに「あなたにとってF工房&学ファシとは?」というテーマで参加者の皆さんに一言メッセージを書いていただき、模造紙にまとめてツリーを完成させました。
参加者の皆さんと共に有意義な時間を創ることができ、ご参加いただいた方々からは、「学生時代を振り返ることができた」、「多様な世代の方々と交流することができた」、「イベントの"場"が貴重な機会であった」、「みんなで作っていく感覚が懐かしかった」など、多くの感想をお寄せいただきました。また、在学中の学ファシとしての経験を仕事だけではなく幅広い社会の活動のなかで生かされているとの多数の声をお聞きすることもできました。
F工房では、今後もファシリテーションを取り入れた支援型教育を全学に広げる拠点として、学ファシと共に幅広く活動していきます。
学生ファシリテータ(学ファシ)とは
F工房とともに「指導型」から「支援型」の教育環境の実現に向けて活動する学生スタッフです。
例えば、授業やイベント等では、受講生や参加者の安心・安全をつくり、意欲を引き出すために、アイスブレイク(緊張をほぐすためのワーク等)の進行や、互いに本音を話し合える対話のサポートなどを通じて「学生の主体的な学び」を支援します。学ファシ活動は、単位や給与等の発生しないボランティアです。
※ファシリテータとは:グループ活動などがうまく運ぶよう支援する人のことです。
主体的な学びの場づくりはF工房にご相談ください!
学生ファシリテータSNSアカウント【公式】
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学ファシ広報メンバーが学ファシの存在を多くの人に知ってもらえるよう自分たちの活動の様子などを投稿しています。