2023(令和5)年度 第3回全学FD/SD研修会を開催しました
2024.03.01
2月27日(火)、2023(令和5)年度第3回全学FD/SD研修会を開催しました。
京都産業大学では、学修者本位の教育の実現を目指し、さまざまな取り組みを行っています。
第3回は、「学修成果の可視化の取り組み-展望と課題-」をテーマとして、山形大学学術研究院教授の浅野 茂 先生を講師にお招きしました。
本研修会は、学修成果の可視化の先進的な取り組みを行っている大学の実践内容と課題についてご講演いただくことで、本学が取り組むべき目標の設定、目標の到達に向けたカリキュラムや教育手法の見直し等に活用していくための一助とすることを目的に開催しました。
当日は、黒坂 光 学長からの開会挨拶ののち、浅野先生からご講演いただきました。
まずは教学マネジメント指針等の政策動向と学修成果の可視化に関する大学の現状をご説明いただきました。そこから、山形大学におけるIRの位置づけや取り組み、目標、成果、結果の「見える化」の重要性をお話しいただきました。目標では一体的な3つのポリシーの策定や教育課程の編成・実施の単位の明確化等、成果では3つのポリシーの構造や個々の授業の到達目標のすり合わせの過程等、結果では取り組みを通じて蓄積したデータ等の活用等が重要であることを、山形大学の基盤力テストの取り組み等を通じてご説明いただきました。
研修会には、対面・オンライン等で57人(他オンデマンド配信も予定)が参加しました。参加者からは、「事例を交えて詳細をご教授いただくことができ、さまざまな見える化に関して大学全体で取り組んでおられることが分かり、大変参考になった」「政策を自大学に落とし込む手法や運営、そのための体制整備の観点等、また、教育プログラムの考え方について気づきを得ることができた」「IRに関する取り組みや環境、また円滑に進めるための規定の整備など進んだ取り組みを知る機会にもなった」といった声が聞かれました。
教育支援研究開発センターでは、今後も本学教職員の教育の質保証への知識向上の一助となるよう、継続して研修を企画していきます。