シリーズ:ChatGPTと大学教育を考える 第2回研修会を開催しました
2023.07.31
7月26日(水)、「シリーズ:ChatGPTと大学教育を考える」第2回研修会を開催しました。
対話型AI:ChatGPTの活用が急速に広まる中で、高等教育機関においても対応と安全かつ有益な活用の模索が進められています。本学では、教員・職員・学生に向けて、ChatGPTの理解を深めるとともに教育的視点からの課題意識を共有するために、全4回シリーズとして研修会を実施しています。
第2回目となる今回の研修会は、「どうするChatGPT?-授業での活用方法-」をテーマに、授業レベルでのChatGPTの影響について取り上げ、ChatGPTのできること・できないことなどを理解すること、そして、担当科目におけるChatGPTの活用方法と学習評価の留意点を理解することを目的として、講師に京都大学国際高等教育院 准教授 金丸敏幸 先生をお迎えして開催しました。
研修会前半は、ChatGPTのしくみや実際に活用した時の生成物の精度などについて具体例を交え、今後の大学教育のあり方について示唆に富んだ内容で講演いただきました。研修会後半は、参加者が講師の実演を見ながら3つのタスクに取り組み、実際にChatGPTをどのように活用できるのか体験しました。
終了後のアンケートには、「ChatGPTの現状だけでなく、今後の付き合い方や可能性についても知ることができた」「タスク(実演とワーク)を通じて、具体的に教員や学生がChatGPTを使って、成果物を作成する流れがわかった」「すぐ現場で役立つ実践的な内容だった」など、より実践的に活用していく観点から企画した研修会であったが、FDとしても満足度の高い研修会であったことが窺える感想が寄せられました。
本研修会は、対面とオンラインでのハイブリッド開催で、124人(対面:38人、オンライン等:86人)が参加しました。
教育支援研究開発センターでは今後も本学教職員の教育の質保証への知識向上の一助となるよう、継続して研修を企画していきます。