3著作の合本 (1)サクロボスコ『天球論』1490年 (2)レギオモンタヌス 『クレモナのゲラルドへの論争』 (3)ポイルバッハ『惑星の新理論』 外観
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書名・著者名

Sphaera mundi / [Johannes de Sacro Bosco]
[Disputationes contra Cremonensia deliramenta] / [Regiomontanus]
[Theoricae novae planetarum] / [Georgius Purbachius]

出版・頒布事項[Venezia] : [Bonetus Locatellus : Octaviani Scoti] , [1490]
形態事項[96] p. ; ill. (some col.) ; 21 cm

解 説

(1)サクロボスコ『天球論』1490年

サクロボスコ(英名:ホリウッドのジョン)は、イギリスの数学者・天文学者。1221年よりパリ大学で数学と天文学を教えた。生年は不明、没年は1234年、1236年、1244年、1256年など諸説あり。

『天球論』は、プトレマイオスの天文学書『アルマゲスト』とアラビアにおけるその注釈をまとめたもので、プトレマイオスの宇宙論を簡潔に分かりやすく説明している。アリストテレス=プトレマイオス的な地球中心の宇宙論の基本的教科書として13世紀中ごろからヨーロッパで広く読まれ、中世の宇宙観に影響を与えた。

初版はフェラーラで1472年。印刷された最初の天文学書。

(2)レギオモンタヌス 『クレモナのゲラルドへの論争』

12世紀の翻訳家クレモナのゲラルド(1114年頃-87年)の惑星運行表を批判したもの。

(3)ポイルバッハ『惑星の新理論』

著者ポイルバッハ(1423-1461)はオーストリア生まれでレギオモンタヌスの師。死後1473年にレギオモンタヌスによってニュルンベルクで出版され、一世紀半にわたって最も標準的な教科書となった。

参考資料:
  • ネットで百科:世界大百科事典
  • Japan Knowledge:日本大百科全書
  • 『世界名著大事典』

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