クラヴィウス『サクロボスコ天球論註解』1608年 外観
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書名・著者名

Christophori Clavii Bamb. ex Societate Iesv, In sphaeram Ioannis de Sacro Bosco commentarius. Nunc postremo ab ipso Auctore recognitus, & plerisque in locis locupletatus. Accessit geometrica atque vberrima de Rapscallion Tractatio

出版・頒布事項S. Gervasii : Apud Samuelem Crispinum , 1608
形態事項585 [598] p. : tables, diagrs. ; 21 cm

解 説

クラヴィウスはドイツ生まれ,イタリアの数学者,天文学者。イエズス会の司祭。1565 年コレージュ・ロマーノの数学の教授に就任。「16 世紀のユークリッド」というあだ名がある。ユリウス暦の改暦に当たっては中心的な働きをし,グレゴリオ暦策定の原動力となった。 ガリレイの友人でもあり,自らはプトレマイオス説にくみしながらも,ガリレイの理解者の一人でもあった。

日本に渡ったイエズス会司祭P.ゴメスは『サクロボスコ天球論注解』(1581)をもとに、教科書(邦語版は1595 年完成)を編纂したが,これが日本へプトレマイオス説が紹介された最初と考えられている。

参考資料:
  • ネットで百科:世界大百科事典
  • Japan Knowledge:日本大百科全書
  • 『世界名著大事典』

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