学生ファシリテータ
F工房は「指導型教育」から「支援型教育」というシフトチェンジを様々な場面において推進しています。2008年に学生の主体的な取り組みからスタートした学生ファシリテータ活動は、これまでに少しずつF工房が組織化してきました。これからも、学生自身の主体性を大切にしながら、ひとの「前のめり」を引き出すファシリテータを育てていきます。
学生ファシリテータ(学ファシ)とは?※単位や給与等の発生しないボランティア活動です。
F工房とともに「指導型」から「支援型」の教育環境の実現に向けて活動する学生スタッフです。
例えば、授業やイベント等では、受講生や参加者の安心・安全をつくり、意欲を引き出すために、アイスブレイク(自己紹介ゲーム等)の進行や、互いに本音を話し合える対話のサポートなどを通じて「学生の主体的な学び」を支援します。
活動期間:9月~翌年度の8月まで(毎年7月頃に募集しています)
学ファシ活動を通してこんなチカラが身につきました!
(先輩学ファシの体験談より)
人前で話す力、人の話を聴く力
- もともと人前で話すことが苦手だったけれど、活動を通して人前で話すことに慣れた。
- 論理的に話せるようになった。
- 学ファシ活動で得た「話す力・聞く力」を社会に出てからも磨いて大切にしていきたい。
コミュニケーション力の向上
- 多様な学生との交流を通じて、様々な意見や考え方に触れることができた。
- 学年や学部を超えてたくさんの人と知りあえ、コミュニケーションのむずかしさ、おもしろさ、奥深さを学んだ。
他者と協働する力
- 人との関わり、信頼関係を作ることがとても難しいと学んだ。同時に、チームワークの大切さにも気づき、メンバーで協力しながら円滑に進める技術も身につけることができた。
- プレゼン企画を最初からつくること、準備の大切さ、いろんな人と触れ合う楽しさや難しさを学んだ。
活動内容
新入生オリエンテーション
学部が主催する、新入生向けの交流イベントです。自己紹介やグループワーク等を通じて、大学生活に対する不安を解消し、新入生同士のつながりを作ることが目的です。
学ファシの役割
アイスブレイク(緊張をほぐすためのゲームなど)の進行、大学生活の先輩としての情報提供、グループワークのサポート等を行います。また、教員や各学部の先輩学生と協力し合ってイベントを運営します。
過去の例:理学部、情報理工学部など
「自己発見と大学生活」
春学期に開講される、初年次生向けキャリア形成支援教育科目です。学生一人ひとりが自分の「大学生活の方針」を考えるグループワーク中心の授業です。
学ファシの役割
毎回の授業に参加し、ファシリテータ・マインドを大切にしながら受講生・教員と関わります。ファシリテータとして授業をサポートする具体的な内容として、下記のような役割を担います。
- 受講生全員にとって安心して自分を表現できる場づくり
- 受講生同士の対話あるいは、受講生自身の自己内対話を活発にさせる
- 授業回によっては、ワークの進行
その他の授業・イベント等の運営支援
学内で実施されている授業や、イベント等においてファシリテータとして活動します。当日のワーク進行を担ったり、目標を達成できるプログラムを一緒に考えたり、様々なチャレンジをしています。
過去の例
「本山寮新ユニットリーダー研修」、文化学部「京都文化フィールド演習N」、法学部「プレップセミナー」等
有志によるプロジェクトの企画・運営
学ファシ同士の交流会の企画、研究発表、SNS(X、Instagram、Facebook)の運営など
研修内容 (学ファシは下記研修をすべて受け、活動しています。)
ファシリテーション研修
ファシリテータの役割を知り、その役割を果たすうえで大切な心構えやスキルについて、全3回の研修を通して体験的に学びます。また、その学びを踏まえて学ファシ一人一人が自身の探求したいこと、実現したいことについて考え、実践します。
「自己発見と大学生活」事前研修
「自己発見と大学生活」の授業に参画するにあたって必要となる知識や心構え等について学びます。ヵ目の目的について理解を深め、ロールプレイ等を通してワークの進行やグループ介入などを疑似体験します。
ふりかえりの集い
1年間の活動を学ファシ全員でふりかえり、活動を締めくくります。活動で得た学びや気づきを、自分自身の今後に活かせるようにします。
学生ファシリテータSNSアカウント【公式】
学ファシ広報メンバーが学ファシの存在を多くの人に知ってもらえるよう自分たちの活動の様子などを投稿しています。