ファシリテーションを活用できる場
授業(ゼミにフォーカスして)
大学の中でファシリテーションが効果を発揮できる場として、ゼミを取り上げてみます。ゼミでは、ゼミ生が研究テーマを設定し、到達目標を定めたうえで研究に取り組み、その成果をみんなで共有し合います。目標に向けて動くのがゼミ生、それを支援するのがゼミ担当教員。教員は「教授する人」というよりむしろ、学生の取り組みを「支援する人」つまりファシリテータとして振舞うことが求められます。取り組みがグループでなされるものであれば、ゼミ生自身もファシリテータの役割を担うことになります。
緊張をほぐすアイスブレーク、対話を促すテクニック、話の内容を整理するグラフィックなど、ファシリテーションのスキルがうまく機能すれば、質問や傾聴が促進され、対話が進みます。重要な提案が出やすい環境が生まれ、提案されたことへの分析も活発になります。そして、構成員全員が参加する中で、満足度の高い合意形成が可能となります。こうした一連のプロセスが、「質の高い発表」につながっていくのです。
ここでゼミについて述べたことは、「集団での取り組みを支援していこうという意志」が働くところには大なり小なり当てはまります。講義型授業にグループワークを取り入れたい場合、クラブ活動でミーティングをスムーズに運営したい場合、教職員で構成されるプロジェクトを円滑に展開したい場合……いずれの場合も、ファシリテーションを適切に利用することでより速く、より楽しくゴールに到達することが可能となります。
緊張をほぐすアイスブレーク、対話を促すテクニック、話の内容を整理するグラフィックなど、ファシリテーションのスキルがうまく機能すれば、質問や傾聴が促進され、対話が進みます。重要な提案が出やすい環境が生まれ、提案されたことへの分析も活発になります。そして、構成員全員が参加する中で、満足度の高い合意形成が可能となります。こうした一連のプロセスが、「質の高い発表」につながっていくのです。
ここでゼミについて述べたことは、「集団での取り組みを支援していこうという意志」が働くところには大なり小なり当てはまります。講義型授業にグループワークを取り入れたい場合、クラブ活動でミーティングをスムーズに運営したい場合、教職員で構成されるプロジェクトを円滑に展開したい場合……いずれの場合も、ファシリテーションを適切に利用することでより速く、より楽しくゴールに到達することが可能となります。
会議などのコミュニケーションの場面で
話し合いのプロセスを図式化するとこんな感じです
・・・でも、こんなことになってませんか?
ファシリテーションはこういうところに効きます!
説明事項
ファシリテーショングラフィック
- 今話し合われていることを「リアルタイムで」「整理・分類しながら」書き、話の内容・流れをビジュアル化する手法です。
- 「今何を話しているかわからない」「さっきもこの話出たのでは?」という、話し合いにありがちな事態を避け、話し合いを「見える」化します。
対話のテクニック
- 基本は、「共感」の姿勢を表現すること。
- 相手からどういう話を引き出したいかによって、問いかけのしかたなどに工夫をします。
意見集約の方法
- 付箋やホワイトボードなどを効果的に使って、参加者全員の意見を引き出し整理することができます。
会議のクロージング
- 話し合いの最後に、決定事項や次回までの宿題などを再度共有することで、情報を統一し次回につなげます。