教員紹介岡井 宏文
研究テーマ・内容
日本のイスラーム社会について研究しています。日本には100を超えるモスク(マスジド。イスラームの礼拝施設)があります。これらのモスクの活動や、地域社会との関わり、グローバルな宗教運動の日本での展開、若者世代の活動、食文化などに関心を持っています。最近は、イスラーム団体が移民や社会一般に対して行っている支援(たとえば、災害支援、難民支援、困窮者支援、ワクチン接種など)の国内外に拡がるネットワークや、これらの支援が社会の中で果たしている役割について研究を進めています。
今年度の担当科目
社会統計学、多文化共生論、データ分析、表象文化論、宗教社会学、入門演習、演習
プロフィール
高校卒業まで京都府南部で過ごしました。東京の大学に進みエジプト考古学を専攻、現地での発掘にも参加していました。大学院時代から日本のイスラーム社会についての研究を始めました。早稲田大学イスラーム地域研究機構と人間科学学術院での助手生活を経て、群馬県の共愛学園前橋国際大学に着任し、観光やイスラーム、多文化共生などについて教えていました。まちなかでのプロジェクトやモスク巡りなど、地域に出る学びを大事にしています。マレーシアやインドネシア、パキスタン、バングラデシュなどと縁が深く、これらの国の料理が大好きです。
学生へのメッセージ
よく本を読むことはもちろん、ぜひ沢山「現場」に出てほしいと思います。学び、サークル、アルバイト、旅などなど。どのような事にも、直接触れることではじめて分かることが沢山あります。読んで見て、聞いて知っていた知識に体験を通じて血を通わせて、自分のものにしてください。