教員紹介白井 智美

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白井 智美SHIRAI TOMOMI

外国語学部 ヨーロッパ言語学科 ドイツ語専攻 助教

学位
修士(文学)(東京大学)、Ph.D.(言語学)(ミュンヘン大学)
専門分野
ドイツ語学、言語理論

研究テーマ

ことばが何かを「意味する」とき、そこにはどのような仕組みがあるのだろう、というのが私の研究の根底にある問いです。2023年現在、語用論(ことばそれ自体だけではなく、発話の状況などを含めてことばの意味を考える分野)的な観点からこの問いに取り組んでいます。

担当科目

ドイツ語入門Ⅰ
ドイツ語エキスパート発展ⅠA・ⅡA
基礎演習
専攻ドイツ語(構造)Ⅲ・Ⅳ
専攻ドイツ語(総合)Ⅰ・Ⅱ
ドイツ語専門セミナー(時事ドイツ語)Ⅰ・Ⅱ
ヨーロッパ言語研究演習Ⅰ・Ⅱ
ドイツ語海外実習

プロフィール

京都府出身。ドイツの大学で言語学を学びました。良書との出会いでいつも進路を決めてきました。学部生の時に池上嘉彦先生の『「する」と「なる」の言語学』を読んで言語学を学ぶことを決め、Elisabeth Leiss先生の『Artikel und Aspekt(冠詞とアスペクト)』を読んで渡独を決めました。どの選択も良いものでした、と言いたいところですが、実際には「良い選択だった」と思えるようになるまでやめることができないあきらめの悪い性格なのかもしれません。剣道部出身。夜、散歩するのが好きです。自然の中で過ごす時間を大切にしています。

学生へのメッセージ

ぜひ、全力でドイツ語の習得に励んで下さい。外国語を知ろうとすると否応なしに日本語に自覚的になります。ぜひ、ドイツに行って学んだドイツ語を運用してみてください。外国で生活すると否応なしに日本や、日本人であるということに自覚的になります。„Wer fremde Sprachen nicht kennt, weiß nichts von seiner eigenen“(外国語を知らない人は、母語についても何も知らない)というゲーテの言葉がありますが、外国語を知ることは母語のみならず、母国そして自分自身を深く知る重要な方法の一つだと思います。ドイツ語の習得それ自体も大切な学習目標の一つですが、ドイツ語との関わりを通じて、「さすが外国語学部の卒業生」と言われるような、広く深い洞察力を身につけてください。

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