教員紹介伊ヶ崎 泰枝
研究テーマ
研究テーマは、20世紀フランス文学です。とりわけ、シモーヌ・ド・ボーヴォワールの作品を扱っています。ボーヴォワールの小説作品や回想録作品の語りの分析や、フェミニズム研究、サルトルをはじめとする同時代の作家の作品との比較研究をしています。また、フランス語教育と日本語教育の比較も研究テーマにしています。
担当科目
専攻フランス語(構造)Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
ヨーロッパ言語研究演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
フランス文化概論Ⅰ・Ⅱ
ヨーロッパの文学
ヨーロッパ言語研究演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
フランス文化概論Ⅰ・Ⅱ
ヨーロッパの文学
プロフィール
北フランスのリール第3大学でフランス文学を学びました。また、同大学で日本語教師もしていました。フランスには計7年半滞在しました。帰国後も長らくフランス語教師と日本語教師の二足のわらじを履いていました。10年以上にわたる日本語教育の経験は、自分のフランス語の授業に新たな視点と柔軟さをもたらしているように思います。というのも、様々な母語を持つ学習者が日本語を学ぶ際、彼らの発音や文法上の困難は多種多様です。この経験から、私自身や日本人学生である皆さんがフランス語学習の際に覚える困難に改めて気付かされるというわけです。母語にない発音や文法、そして異なる文化を学ぶことは、自分の母語である日本語と自分の国を発見することにつながります。
学生へのメッセージ
4年間大学で学ぶという機会を、大多数の皆さんはご家族や周囲の方々の支えによって得られたことでしょう。人生の中の貴重な時間です。視野を広げ、論理的な考え方、柔軟性、努力の価値など様々なことを学んでください。そして、機会があれば留学してみてください。自分の母語である日本語で教育が受けられるという、今まで当たり前だと思っていたことに感謝できるかもしれません。また、日本にいても毎日が発見であり、様々な経験を積むことができます。損得を考えずに勉強に打ち込んだ日々がとても素晴らしい時間であったと後で懐かしく思い返すのではないでしょうか。