教員紹介田中 里奈

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田中 里奈TANAKA RINA

文化学部 国際文化学科 助教

学位
博士(国際日本学)
専門分野
演劇社会学、比較興行研究(ドイツ語圏と東アジア)

プロフィール

大学在学中に米ワシントン大学でインターンシップをし、翌年には国際見本市で通訳のバイトを始め、在学しつつドイツ企業で4年ほど働きました。海外のスカラーシップを得て、ドイツ留学やオーストリアでの研究滞在ができたのは有難かったなあと振り返って思います。コロナ禍で苦労したのは、世界中の劇場からの配信を観るために24時間起きていたことです。最近はオンライン批評誌にちょくちょく書いています。

研究テーマ

20世紀以降のドイツ語圏や東アジアにおけるミュージカル受容を研究しています。注目しているのは、文化政策や文化史に基づいた「社会的価値」です。『エリザベート』はオーストリアでの初演時は酷評だったのに、日本では宝塚歌劇団や東宝によるバージョンが大成功しました。なんで?と考えるのが私の研究です。実際に、国際的な芸術活動のあり方が近年どんなふうに変わりつつあるのかをアーティストと協働して調べてもいます。

研究活動・教育活動

【直近の刊行物・獲得した外部資金】
  • 「コロナ禍におけるオーストリアの文化政策——「私たちはオーストリアのために演じている」『シアターアーツ 2021春 —コロナと演劇—』AICT(国際演劇評論家協会)日本センター、2021年4月、pp. 148-164
  • 「ミュージカルの変異と生存戦略—『マリー・アントワネット』の興行史をめぐって—」『演劇学論集』71、2020年、pp. 1-26
  • 「変容し続けるジュークボックス・ミュージカル──ヴィーンにおけるミュージカルとポップ・ミュージックの関係を例に」『演劇と音楽』森話社、2020年、pp. 269-292
  • 「現代における〈流動的な演劇〉の実証的調査と分析理論の形成」(科研費・若手研究)

【これまでに授業を担当した大学】
  • 神奈川大学、明治大学、慶應義塾大学、埼玉大学人文科学研究科

担当科目

 ヨーロッパ文化の基礎、国際文化演習ⅠA/B、国際文化基礎演習A/B、ドイツ文化講読ⅠA/B、舞台芸術文化論、国際文化フィールドワーク実習B、インターンシップ4
<科目の詳細はシラバス検索より>

ゼミ活動テーマ

「ミュージカルの国際比較論 —大衆興行をどうやって学ぶか?—」
時代と場所を越えて変わっていく「ミュージカル」を研究対象として学ぶには、どんな方法があるでしょうか。あなたがミュージカルを面白(くな)いと思うのなら、なぜそう思うのでしょうか。ゼミでは、作品そのものよりも、作品がどのような基準で、誰から評価されてきたのかに注目して、ミュージカルを成り立たせてきたイメージの変遷や、その背後にある国際情勢・各社会の状況などを一緒に調べていきます。 

学生へのメッセージ

大学は自分の選択と行為の結果を自分で応援するところです。言い換えると、自分に〈できること〉と〈したいこと〉を、心身に無理のないラインを見極めながら、考えたり試したりする場です。〈できること〉は能力だけでなく環境に大きく影響されます。人生で何が起こるか本当にわからないもので、大学生にできることは刻一刻と変わりつつあります。しんどいと思ったら立ち止まってください。制度や施設は活用してください。健やかな学生生活を願っています。 

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