日本語教師養成プログラム
目的
このプログラムは、日本語を母語としない人々(主に外国人)に対して日本語を教える教師(以下、日本語教師)になるために必要な教育を行うプログラムで、『日本語教育人材の養成・研修の在り方について』(文化審議会国語分科会 平成31年3月4日)で示された「大学における45単位以上の日本語教師養成課程(主専攻)」に沿って編成されています。(免許状を取得するための課程ではありません。また、日本語教師は、教育職員免許法によって定められた国語の教員とは異なりますので、注意してください)。
※日本語教師の国家資格化が行われます。
- 本学プログラムの「登録日本語教員の資格取得に係る経過措置」の扱いについて(2024年4月現在)
- 「登録日本語教員養成機関」「登録実践研修機関」に申請予定(2024年3月末現在)
近年、日本に来住する外国人、外国にルーツやつながりを持つ人たちが増加しています。また、外国においては日本に対して興味・関心を持つ人たちが増え、それに伴って日本語学習熱も高まりつつあります。このような国内外の状況の中で、日本語教師には、日本語を母語としない人々に日本語を教えるための専門的な知識や能力、経験が求められています。これに対応すべく、本プログラムが設けられています。
将来、日本語教師を目指している人は、このプログラムで専門的な教育を受けることを推奨します。
プログラム登録条件
外国語学部アジア言語学科日本語・コミュニケーション専攻に所属する学生に限ります。
(平成29年度入学者より)
(平成29年度入学者より)
単位修得証明書
日本語教師養成プログラムの所定の授業科目及び単位を修得した者には、本学から「日本語教師養成プログラム単位修得証明書」を卒業時に発行します。
ただし、この証明書は、卒業時にのみ発行されるものであり、卒業後に科目等履修生として不足単位を充当して証明書発行の条件を満たしても、同証明書は発行されません。
ただし、この証明書は、卒業時にのみ発行されるものであり、卒業後に科目等履修生として不足単位を充当して証明書発行の条件を満たしても、同証明書は発行されません。
日本語教師養成プログラム最低修得単位数(単位取得証明書発行基準)
日本語教師として最低限必要となる専門的な知識や能力、経験を身につけるための教育内容は、①社会・文化・地域、②言語と社会、③言語と心理、④言語と教育、⑤言語に区分されています。以下に示す区分ごとの最低修得単位数と合計最低修得単位数を満たすことが証明書の発行基準となります。各自で計画を立てて履修して下さい。
令和3年度入学者から
区分 | 最低修得単位数(単位取得証明書発行基準)
|
|
---|---|---|
社会・文化・地域 | 必修4単位 | 45単位以上 |
言語と社会 | 選択必修4単位以上 | |
言語と心理 | 選択必修4単位以上 | |
言語と教育 | 必修12単位 | |
言語 | 必修14単位 |
令和2年度以前の入学者
区分 | 最低修得単位数(単位取得証明書発行基準) | |
---|---|---|
社会・文化・地域 | 選択必修4単位以上 | 45単位以上 |
言語と社会 | 選択必修4単位以上 | |
言語と心理 | 選択必修4単位以上 | |
言語と教育 | 必修14単位 | |
言語 | 必修12単位 |
日本語教師養成プログラム構成科目
令和3年度入学者から
区分 | 必修の科目 | 選択必修の科目 |
---|---|---|
社会・文化・地域 | 日本語教育入門 共生のための日本語演習 |
日本文学入門 日本文学概論 日本語教育史 |
言語と社会 | 日本語教育のための「言語と社会」Ⅰ 日本語教育のための「言語と社会」Ⅱ 社会言語学Ⅰ 社会言語学Ⅱ 異文化コミュニケーションⅠ 異文化コミュニケーションⅡ |
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言語と心理 | 日本語教育のための「言語と心理」Ⅰ 日本語教育のための「言語と心理」Ⅱ 異文化理解概論 心理言語学Ⅰ 心理言語学Ⅱ 応用言語学Ⅰ 応用言語学Ⅱ |
|
言語と教育 | 日本語表現法 日本語教育概論 日本語教授法Ⅰ 日本語教授法Ⅱ 日本語情報リテラシーⅠ 日本語情報リテラシーⅡ 日本語教育実習 |
日本語教材開発論 検定日本語教育Ⅰ 検定日本語教育Ⅱ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(異文化コミュニケーション論)Ⅰ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(異文化コミュニケーション論)Ⅱ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語教育論)Ⅰ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語教育論)Ⅱ |
言語 | 日本語学入門 言語学概論Ⅰ 言語学概論Ⅱ 日本語学概論Ⅰ 日本語学概論Ⅱ 日本語文法Ⅰ 日本語文法Ⅱ |
日本語音声学 対照言語学 日本語文法Ⅲ 日本語史 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語論)Ⅰ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語論)Ⅱ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語論)Ⅲ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語論)Ⅳ |
令和2年度以前の入学者
区分 | 必修の科目 | 選択必修の科目 |
---|---|---|
社会・文化・地域 | アジアの文学と文化 アジアの社会と歴史 アジアの政治と経済 日本学入門Ⅰ 日本学入門Ⅱ 日本語教育史 |
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言語と社会 | 社会言語学Ⅰ 社会言語学Ⅱ 異文化コミュニケーションⅠ 異文化コミュニケーションⅡ 共生のための日本語演習 日本語教育のための「言語と社会」Ⅰ 日本語教育のための「言語と社会」Ⅱ |
|
言語と心理 | 心理言語学Ⅰ心理言語学Ⅱ応用言語学Ⅰ 応用言語学Ⅱ異文化理解概論 日本語教育のための「言語と心理」Ⅰ 日本語教育のための「言語と心理」Ⅱ |
|
言語と教育 | 日本語教育概論Ⅰ 日本語教育概論Ⅱ 日本語教授法Ⅰ 日本語教授法Ⅱ 検定日本語教育Ⅰ 検定日本語教育Ⅱ 日本語教育実習 |
日本語情報リテラシーⅠ 日本語情報リテラシーⅡ 日本語教材開発論 日本語・コミュニケーション専門セミナー(異文化コミュニケーション論)Ⅰ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(異文化コミュニケーション論)Ⅱ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語教育方法論)Ⅰ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(日本語教育方法論)Ⅱ |
言語 | 言語学概論Ⅰ 言語学概論Ⅱ 日本語学概論Ⅰ 日本語学概論Ⅱ 日本語文法Ⅰ 日本語文法Ⅱ |
アジアの言語対照言語学 日本語音声学 日本語・コミュニケーション専門セミナー(現代日本語論)Ⅰ 日本語・コミュニケーション専門セミナー(現代日本語論)Ⅱ |
※各科目の単位数年次開講(学科)区分授業内容開講期間等の詳細は履修要項履修要項別冊ガイドシラバス等で確認してください。