語学力到達レベル
外国語学部では、全学科・専修において1・2年次に集中的な語学教育を行なっています。この教育効果を一層高めるために、授業内容・方法を毎年見直すだけでなく、1・2年終了時での語学力の到達目標を定めています。ここで示された到達目標は、授業に真面目に参加し学習課題をこなせば「無理なく達成できる到達レベル」です。当然のことですが、各学科・専修においては、2年終了時点で、ここで示された到達レベルを超える高い語学力に到達する学生が数多くいます。また3・4年次の専門科目群を履修した卒業時には、高度な語学力と専門性を武器にして、多くの学生が多様な企業に就職しています。
語学力到達レベル(ドイツ語学科)
学年 | CEFR Level | CEFR Descriptor |
---|---|---|
1年次終了時 | A1 | 自分の身の回りで(日常的に)使われる表現や基本的な言い回しを理解し、使用することができる。たとえば、自分自身、家族や友人といった身近な他者について、必要最小限の情報を提供できる言語力、あるいはドイツ短期滞在で必要とされるような簡単な表現を習得していることなど。 |
2年次終了時 | A2 | より幅の広い日常生活、たとえば駅のインフォメーションや語学学校に通う場合など、ドイツの社会である程度自立した生活する場合に必要不可欠な基本的表現能力、情報収集力を持っている。また、自分の身の回りの事柄や状況について、A1終了段階より、さらに進んだ語彙や表現を用いて説明できるなど。 |
専攻語に関する知識を学ぶだけでなく、専攻語で何が出来るかを重視する専門教育を行っている外国語学部では、語学力到達目標の指標としてCEFRを利用しています。CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略称で、語学のコミュニケーション能力の国際標準規格としてヨーロッパだけでなく世界の多くの地域で導入されています。具体的には、語学のコミュニケーション能力をA1からC2まで6段階のレベルで区分し、それぞれのレベルに応じた能力記述を例示しています。外国語学部では、専攻言語の特性や学習環境を考慮して、言語ごとにCEFRの能力記述をアレンジした内容を提示しています。