語学力到達レベル

 外国語学部では、全学科・専修において1・2年次に集中的な語学教育を行なっています。この教育効果を一層高めるために、授業内容・方法を毎年見直すだけでなく、1・2年終了時での語学力の到達目標を定めています。ここで示された到達目標は、授業に真面目に参加し学習課題をこなせば「無理なく達成できる到達レベル」です。当然のことですが、各学科・専修においては、2年終了時点で、ここで示された到達レベルを超える高い語学力に到達する学生が数多くいます。また3・4年次の専門科目群を履修した卒業時には、高度な語学力と専門性を武器にして、多くの学生が多様な企業に就職しています。

語学力到達レベル(フランス語学科)

学年 CEFR Level* CEFR Descriptor*(例示的能力記述)
1年次終了時 A1
  1. 具体的な必要を満たすためによく使われる日常的な表現や基本的な文を理解し、用いることができる。
  2. 自分や他人を紹介することができる。住んでいる場所、知り合い、持ち物などの個人的な情報について、質問したり、答えたりできる。
  3. 相手がゆっくりと、そして、はっきりと話し、助け船をだしてくれるなら、簡単なやり取りをすることができる。
2年次終了時 A2
  1. 自分や家族、買い物、近所、学校などのごく身近なことがらについての文やよく使われる表現を理解できる。
  2. 日常の身近なことがらについての簡単な情報交換をすることができる。
  3. 自分の経歴や身の回りの状況、直接的な必要性のある領域のことがらを簡単な言葉で説明できる。

 専攻語に関する知識を学ぶだけでなく、専攻語で何が出来るかを重視する専門教育を行っている外国語学部では、語学力到達目標の指標としてCEFRを利用しています。CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略称で、語学のコミュニケーション能力の国際標準規格としてヨーロッパだけでなく世界の多くの地域で導入されています。具体的には、語学のコミュニケーション能力をA1からC2まで6段階のレベルで区分し、それぞれのレベルに応じた能力記述を例示しています。外国語学部では、専攻言語の特性や学習環境を考慮して、言語ごとにCEFRの能力記述をアレンジした内容を提示しています。

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