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坂野 泰規 さん
略歴
2013年 京都産業大学外国語学部ドイツ語学科 卒業
Hauptbahnhof Leipzig(ライプチヒ中央駅)
Clara-Zetkin-Park(クララ-ツェトキン公園)から
見た中心街
Universität Leipzig(ライプチヒ大学)
こんにちは。私は2013年3月に京都産業大学外国語学部ドイツ語学科を卒業した坂野泰規と申します。現在(2014年8月)はドイツの ライプツィヒ大学でDeutsch als Fremdspracheを専攻 しています。
在学時にお世話になった島教授から先日メッセージを頂き、私なりの進路選択のヒントやライプツィヒでの留学体験談をここに記したいと思います。
まず、私が初めてドイツを訪れたのは3年前のことで、当時大学3回生でした。当初はまだまだ拙いドイツ語しか喋れず、公的な手続き(住民登録、銀行口座開設、ビザ申請等)で苦労したことをよく覚えています。もちろんことばの問題だけではなく、お国柄も違うので自分がしっかりして行動しないといつの間にか不利益を被る、なんてことが 多々ありました 。
皆さんが、いざドイツに交換、派遣、あるいは認定留学をするにあたってまず考える事は何でしょうか?
どんな町、どんな大学や語学学校が自分の選択肢の中にあるのかと考えるかもしれません。しかしその根底には何を目標に留学期間を過ごすのか、金銭的にも時間的にも決して安くない留学をどう自分の将来に結び付けるのか、という動機付けが必要です。ただ漠然とドイツ語が上手くなりたい!ドイツの企業で働きたい!ではただの自己満足に終わってしまいます。 これから留学する人は、見通しを立て、何度も何度も熟考熟慮してみて下さい。そして現地の情報を調べ、時には思い切って留学経験者とコンタクトを取ってみましょう。恥ずかしいことではありません。現地の生活スタイルも、ドイツ国内とはいえ、様々です。 きっと知っておいて損はないはずです。
さて、私が今も滞在している旧東ドイツに位置するライプツィヒについて少し触れようと思います。この町はバッハやメンデルスゾーンといった有名な音楽家が活躍したり、劇場もあったりするなど、歴史や文化に関して見どころが多くて賑やかですが、中心部はばったり知り合いに会えてしまうくらいにコンパクトで便利なところです。その中心部から遠くないところに「東のゲーテ・インスティトゥート」とも呼ばれている、ドイツでも有名なinterDaFという語学学校があります。ここでは多種多様の国籍者がA1の初級レベルからC1の上級レベルまで集まります。1コース(2ヶ月間、週5日朝8時から昼の13時まで)の授業料は約1200ユーロ(2014年度現在)と安くはないですが、授業の質はそれに見合って高いです。私自身もここでドイツ語を鍛え(させられ)たのですが、1年間の留学期間内でC1レベルに達することも可能なので、日本の大学を卒業後ドイツで大学入学やAusbildungを視野に入れているのであれば、もってこいの語学学校ではないでしょうか。更にライプツィヒ大学には日本語学科があるのでドイツ人学生とタンデムパートナーや友達になることができます。
最後に、私はライプツィヒからあまり外に出ないのでライプツィヒの話ばかりになってしまいましたが、もしこの体験談が少しでも参考になったのであれば幸いです。ふとした時で構いません。留学前に今一度自分の将来を考える時間を作ってみてください。
それでは"充実"した留学生活を!