留学・グローバル
世界は広い。自ら動いて、 自分らしい生き方ができる 場所を見つけてほしい
国際交流センター
ポール・チャートン
ニュージーランド出身。1994年に京都産業大学に1年間留学。オーストラリアやイギリスで働いた後、2001年から京都産業大学に勤務。現在、英語科目の「特別英語プログラム」も担当している。休日は妻と2人の子どもと一緒に、畑で野菜づくりを楽しむ。
外国人留学生の学業、生活を支援
国際交流センターでは、学生の国際交流に関するさまざまな支援を行っています。私がおもに担当しているのは、外国人留学生の受け入れにまつわる業務全般。留学生たちが充実した留学期間を過ごせるよう、学業や生活上のさまざまな相談に乗ったり、各種申請手続きのサポートにあたったりしています。ケースによっては、学部事務室や教員との連絡調整役を担うこともあります。
京都産業大学では毎年100人前後の交換留学生を受け入れていますが、その出身国や育ってきた環境、文化、宗教などはさまざま。そのため、留学生と接する際は、中立的な立場で話をするよう心がけています。日本語の習熟レベルにも違いがあり、母国で日本語検定1級を取得してきた学生や、日本経済や文化などについてさらに深く学びたいという高い学習意欲を持つ学生も少なくありません。それでも、実際に日本で生活をしてみると、不思議に思うことや理解できないこともあるようです。ホームシックにかかったり、家族が心配のあまり大学に連絡してこられたりすることも。今はメールやスカイプなどですぐに連絡が取れますが、すぐに返事がこないと逆に不安になるようです。子どもを思う親の気持ちは、世界共通なんですね。
京都産業大学では毎年100人前後の交換留学生を受け入れていますが、その出身国や育ってきた環境、文化、宗教などはさまざま。そのため、留学生と接する際は、中立的な立場で話をするよう心がけています。日本語の習熟レベルにも違いがあり、母国で日本語検定1級を取得してきた学生や、日本経済や文化などについてさらに深く学びたいという高い学習意欲を持つ学生も少なくありません。それでも、実際に日本で生活をしてみると、不思議に思うことや理解できないこともあるようです。ホームシックにかかったり、家族が心配のあまり大学に連絡してこられたりすることも。今はメールやスカイプなどですぐに連絡が取れますが、すぐに返事がこないと逆に不安になるようです。子どもを思う親の気持ちは、世界共通なんですね。
日本での留学体験をいい思い出に
外国人留学生からの相談で、一番多いのは授業に関するもの。「先生が言っていることがよくわからない」「教科書がすべて日本語で読めない」といった相談です。また、日本と海外の大学では講義のスタイルも違うので、戸惑ってしまうこともよくわかります。でも、私はすぐに手を差し出すことはしません。「辞書で調べた? 資料は探した?」「先生や周りの学生に聞いてみた?」など、まずは、留学生自身が自分で考え、行動することで課題を克服できるよう促します。本学には、各国言語の資料が揃ったグローバルコモンズや図書館もあり、留学生の大きな助けにもなるはずですから。
ほかにも、人間関係や恋愛問題、就職活動に関する相談を受けることもよくあります。日本人の考え方が理解できない、日本社会や文化の不思議さなどを訴えてくる留学生も多いですね。私は日本で暮らし始めて19年。学生時代には、本学への留学経験もあります。その中で自分自身が感じたこと、学んだことなども参考にしながらアドバイスやサポートができればと考えています。留学生たちが、日本でのいい思い出を持って母国に帰れるように。そしてまた、留学生を通してその国での日本に対する理解が深まればと願っています。
ほかにも、人間関係や恋愛問題、就職活動に関する相談を受けることもよくあります。日本人の考え方が理解できない、日本社会や文化の不思議さなどを訴えてくる留学生も多いですね。私は日本で暮らし始めて19年。学生時代には、本学への留学経験もあります。その中で自分自身が感じたこと、学んだことなども参考にしながらアドバイスやサポートができればと考えています。留学生たちが、日本でのいい思い出を持って母国に帰れるように。そしてまた、留学生を通してその国での日本に対する理解が深まればと願っています。
※掲載内容は取材当時のものです。