自転車競技のプロチームで世界の強豪に挑む
スポーツ-
経営学部 4年次生
中井 路雅さん(全日本自転車競技選手権大会ロードレース(U-23) 優勝)
-
経営学部 2年次生
中井 唯晶さん(チャレンジサイクルロードレース大会 優勝)
【むすぶ人】中井兄弟
念願の日本一。そこから拓けたプロへの道。
中学3年生から父と一緒に自転車に乗るようになり、高校から自転車競技を本格的に始めました。平日は70km、休日は120kmほど走りこんでいますが、自転車の練習はただ距離を走ればいいというわけではありません。自分の強みに合わせた個人メニューを、密度高く練習することが大切です。ラストスパートでスピード勝負ができるという強みを伸ばしてきた結果、昨年つかんだのが23歳以下での日本一という栄冠。全160kmほどのレースのラスト1kmから飛び出し、先頭でゴールテープを切ることができました。プロを目指している私は、その後監督に日本のトッププロチーム「チーム右京」を紹介していただき、2016年の1月からチームメンバーとして参加しています。まずは今年もしっかりと成績を残し、来年もチーム右京との契約を勝ち取ることが目標です。卒業後はプロとして、国際大会なども経験しながら実力を高めたい。プロの世界でも、目指すのは日本一です。兄としては弟にも将来プロになってもらい、チームメイトとして世界で一緒に戦えたら嬉しいですね。
中井 路雅さん
兄と一緒にプロチームに参加。そこでの刺激を成長の糧に。
兄と一緒にチーム右京に参加し始めたのが今年の1月。実は、大学1年目は思うように成績を伸ばせず、自転車競技を辞めようかと考えたこともありました。ですが、2年次になってからは出場した大会で優勝を勝ち取り、さらにチーム右京のメンバーとして海外の大会に出場することもでき、もう一度自転車を楽しめるようになりました。今の環境はとても刺激的ですね。例えば、外国人選手の練習メニューに対する考え方は日本人選手とは全く異なります。似た内容に思えても、負荷の強弱にかなりメリハリがあり、やってみるとかなりハード。チームメイトに聞いたメニューを兄と2人で試し、自分たちに合う内容を取り入れるなど、個人メニューの改善にも取り組んでいます。これからもっと実力を伸ばし、在学中に兄に負けない成績を残したいです。その先はまだわかりませんが、兄に続いてプロになる道も考え始めています。
中井 唯晶さん
※掲載内容は取材当時のものです。