総合生命科学部 バイオフォーラム2013開催
2013.06.21
6月21日、本学15号館15102セミナー室において、ドイツ、ミュンヘン工科大学からJohanes Buchner教授を招き、バイオフォーラム2013が開催された。
タンパク質は定められたフォールディング(立体構造)状態をとり、生理的機能を発揮する。しかし、タンパク質のフォールディングは不安定で、ストレスや疾患などにより容易に壊れてしまう。これをメンテナンスするのが分子シャペロンと呼ばれる一群のタンパク質で、Buchner教授はこの分野の主導的な研究者の1人として、多様な分子シャペロンの働きについて、包括的に研究を進めてきた。
今回のセミナーでは、代表的分子シャペロンであるHsp90の活性サイクル、低分子量Hspのリン酸化と構造変化、抗体タンパク質のフォールディング異常により引き起こされる疾患の3つの話題について、幅広い知見が紹介された。これらは全て、従来、理解の進んでいなかった分野であり、過去の知見と併せて、分子シャペロンの作用メカニズムの包括的な理解を推し進める研究成果であった。
タンパク質は定められたフォールディング(立体構造)状態をとり、生理的機能を発揮する。しかし、タンパク質のフォールディングは不安定で、ストレスや疾患などにより容易に壊れてしまう。これをメンテナンスするのが分子シャペロンと呼ばれる一群のタンパク質で、Buchner教授はこの分野の主導的な研究者の1人として、多様な分子シャペロンの働きについて、包括的に研究を進めてきた。
今回のセミナーでは、代表的分子シャペロンであるHsp90の活性サイクル、低分子量Hspのリン酸化と構造変化、抗体タンパク質のフォールディング異常により引き起こされる疾患の3つの話題について、幅広い知見が紹介された。これらは全て、従来、理解の進んでいなかった分野であり、過去の知見と併せて、分子シャペロンの作用メカニズムの包括的な理解を推し進める研究成果であった。