国際交流センター長からのメッセージ

国際交流センター長 関 光世

国際交流センターは、京都産業大学の国際交流に関わる全ての施策と運営に当たる部署として、平成10年10月に設置されました。平成27年に創立五十周年を迎えた本学においては比較的若い組織ですが、設置以降学内外の多くの方々のご理解と御協力に支えられ、交流の拠点である国際交流会館(I-HOUSE)の運営、海外の大学との交流協定の締結と交流事業の推進、各種留学制度の構築に努めて参りました。協定校の数はセンター設置後急速に増加し、現在では27カ国75大学1研究所と交流協定を数え、毎年約200名の外国人留学生を受け入れ、同時に約150名の学生を海外留学に送り出しています。また、バディ制度・I-HOUSEアシスタント制度・つれてってホームビジットなど、キャンパスでできる国際交流にも注力していますが、これは同時に本学で学ぶ外国人留学生の生活や学習さらには日本文化の理解を支援する役割も果たしています。さらに、語学の面でチャレンジ精神を発揮してもらうために日本語・英語・中国語によるスピーチコンテストも実施しています。
私たちは単なる留学の窓口として機能するのではなく、本学の学生が、今後ますます多様化する国際交流の需要に柔軟に対応できるグローバル人材に成長し、学祖荒木俊馬先生の建学の精神に掲げられた「日本と世界を知り、正しい判断のできる能力を備え、信念を貫き得る人間」となって巣立つことができるよう、4年間をとおして全力でサポートして行きたいと考えています。

学生の皆さんへ

海外留学から帰国した学生の多くが「百聞は一見にしかず。」という諺を口にします。御存じのようにこれは「人から何度聞くよりも実際に自分の目で見るほうが確かである」という中国の故事成語です。確かに現地の文化や習慣を自分の目で見て体験することは強烈なインパクトを伴い、それこそが留学の醍醐味とも言えるでしょう。しかし、実は「一見」したその後(あと)こそが重要なのです。
いくら自分の目で見たり体験したりしても、驚き、感動するだけでは前に進みません。その発見や驚き、感動を心に留め、またそれらについてよく考えることが必要です。しかし、頭の中でどれほど考えても、実際に行動をおこさなければ何も変わりません。行動することでさらに一歩踏み出すことができるのです。良い結果を生み、成功体験を得られるかどうかはあなた次第ですが、少なくとも行動することで新たな「一見」に出会えることは間違いありません。その連続が好循環となって、皆さんの大学生活をより有意義で充実したものにしてくれるのです。
海外留学がこの好循環をつくる効果的な手段であることに疑いの余地はありませんが、国際交流、異文化理解という点から見れば、それはひとつのかたちにすぎません。近年、日常生活における異文化接触の機会が急増していることは皆さんも実感されていると思います。もはや国際交流を何か特別な事柄のように身構えたり、「外国語が苦手だから」と尻込みをしている場合ではないのです。
私たち国際交流センターは、本学で学ぶ外国人留学生の生活や学習をサポートするバディ制度や、国際交流会館で共に生活したり、イベントを実施したりするI-HOUSEアシスタントプログラムなど、キャンパスでできる国際交流にも力を入れています。ホームページには私たちの実施する事業やイベント、留学を経験した先輩の体験談などが紹介されています。特に留学体験談は是非読んでいただきたいと思います。さらにセンターでは、海外の事情や留学手続きについて豊かな知識と経験を持つ専門の職員が皆さんをサポートします。

皆さん、国際交流センターを存分に活用し、早い段階で国際交流の最初のきっかけを見つけ、「一見」から始まる好循環を始動させて豊かな学生生活を送ってください。

平成28年4月1日
国際交流センター長 関 光世

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