むすびわざコーオププログラムとは

3年次春学期(5セメ)に、企業等で社員と一緒に働く15週間の長期有給インターンシップを核に、専門教育とキャリア形成支援教育を融合させた、3年間(2年次~4年次)一貫型のコーオプ教育プログラム*1です。本プログラムは、世界標準をモデルにしたプログラムであり、学部の専門性を生かしつつ、受講生の個性を大切にしながら、社会・組織への適応力を実践的に身につけていきます。

※2017年度履修者より2年間(2年次~3年次)一貫型にプログラムを改編
*1 コーオプ教育とは
コーオプ教育は、教育目標とそれを実現するプログラムや指導方法を企業と教育機関が共同で開発し、長期や複数回の就業体験を含んだ学修プログラムです。北米では100年以上の歴史があり、人材育成に成果を上げています。

むすびわざコーオププログラム構成

担当者の声

むすびわざコーオププログラム統括教員

東田 晋三 経営学部 教授

課題にどう取り組むか?周囲とどう協力するか?
学生の「このくらいでいいだろう」は実社会で通用しません。多くの人が就職や社会人生活で直面するその壁に、ひと足早くぶつかって、失敗も経験しながら超えてもらいます。「むすびわざコーオプセミナー」では、それを念頭に指導にあたっています。納得するレベルまで何度でも“壊しては作り直す”その過程で学生たちは熱い議論とともに、敗北、悔しさ、衝突、軋轢、やり抜く喜びなど、さまざまな出来事を体験します。そうして、将来に生かせる汎用性の高い基礎力を着実に身に付けていきます。

田中 寧 経済学部 教授

最近は日本でも職場経験が注目を浴びています。ただし、本学としては、いわゆる「社会人基礎力」だけでなく、学部授業で培った専門性をも身に付けた上で社会に出てもらいたいと考えています。経済学部生の「インターンシップ事前・事後研究」では専門書や新聞記事を使って経済学という専門性とむすびわざコーオプでの職場経験を繋げる授業です。

中谷 真憲 法学部 教授

事前研究では、「常識」が分かったうえで、「オリジナルな発想」ができる人材育成を考えた授業を行います。そのために、産業研究、時事問題分析、リーディングを通じて、幅広いビジネス教養を積み上げます。また本物のスキルとは頭ではなく身体に落とし込むものであるため、企業インタビューなども組み込み、社会の中での、そして人生の中での「いま、ここにいる、私」の立ち位置を常に考えてもらいます。
実務能力の根本は、自己と仕事を俯瞰できる能力であり、夢想でしかないアイデアは現実化しません。他方で、理想を持たない仕事は人生を豊かにません。事後研究では、具体的なプロジェクトも組み込んで、「働くこと」についての本格的なシミュレーションを行い、理想と現実の間でどう振る舞い、どう仕事を進めていくべきかを深く考えてもらいます。

松高 政 経営学部 准教授

授業では、経営学部で学んだ専門知識を長期就業体験にどのように活用していくのか、発表・ディスカッションを中心に進めています。理論と実践を融合させる経験は、大学での学びを深めるだけではなく、社会に出てからの大きな武器になります。課題等大変なことも多いでしょうが、頑張って乗り越えていって欲しいと思っています。

小山 治 全学共通教育センター 准教授

日本の大学教育(特に人文・社会科学分野)は「(仕事に)役に立たない」と揶揄されることがあります。こうした中で、本学は、専門分野と(仕事を含めた)キャリアをむすぶことに自覚的に取り組んできた全国でも珍しい大学の一つです。
むすびわざコーオプセミナーの授業では、大学での学びを職業社会と関連づけ、専門分野を「役立てる」にはどうすればいいのかという問題意識をもつことが求められます。「役に立つ」かどうかという受け身の考え方ではなく、大学で学ぶアカデミックな知識・スキルを「役立てる」という主体的な考え方ができるようになることを目指しています。そのために、練習問題やグループワークを通じて、問いと仮説の立て方、データ分析(仮説検証)の方法等を学んでいきます。これにより、キャリアを形成していく上で不可欠な汎用的な能力を効率的・効果的に身につけることができます。

学生の声

むすびわざコーオププログラム2期生(2015年4月~7月)

法学部 法律学科 4年次生
新井 涼香さん

大学に入学して、「本気で何かをしてみたい」と思っていた頃に出会ったのが「むすびわざコーオププログラム」でした。
説明会では1期生がむすびわざコーオププログラムでの学びをスピーチで伝えてくれました。そのスピーチを聞いて「こんなにも本気で頑張れる環境があるむすびわざに入りたい!」と強く決心しました。

このプログラムではプレゼン大会、スピーチ大会、沢山の行事を学生が企画し「最良を求めて最善を尽くす」ことが求められます。それも学生の基準ではなく、社会人の基準で求められます。統括教員である東田晋三教授は、元民間企業の営業部長で、「学生だから」と言って甘やかさず、容赦無くダメだしをしてくれます。そこで負けずに頑張れたのも、同期の仲間や先輩がいたからです。

15週間のインターンシップでお世話になった企業では、私もその一員となり、「店舗の課題を解決するため」に参加しました。
私は、店舗の課題を解決するためには、スタッフ全員と話し、抱えている課題をヒアリングすることが必要だと思い100人のスタッフ全員と会話をしました。そうすることで、問題の原因が明らかとなり、課題が見えてきました。しかし、中間報告会で行ったプレゼンでは、「一社員として、課題を解決したいという熱意が伝わらない」と社員の方に指摘をいただきました。そこからは、更に試行錯誤を重ね、インターンシップ生としてではなく、社員としての意識を持ち「本当に店舗の問題を解決したい」という思いを強めていきました。途中投げ出したくなったことも何度もありましたが、先輩、先生、同期の存在があったからこそ乗り越えられたと思います。

大学に入ると、高校とは違い多くのことを自分で選び決定していかなくてはいけません。しかし、この自由な期間は今しかないのです。自由とは、逆に辛いことだと思います。そんな、もがき苦しんでいた時に私は「むすびわざ」に出会いました。そして、どんなことでも熱く語り合える仲間を得ました。もがき苦しみ、立ち止まったままでは何も変わりません。チャンスはそこら中に転がっています。そんなチャンスを掴むのは自分の行動次第です。この大事な自由な時間に何か本気でチャレンジしてみませんか。

PAGE TOP