法律学科

法学・政治学の理論教育をつうじて、「法化社会」をささえる人材を育成

目的

法律学科では、法学・政治学をはばひろく学ぶ、伝統的な法学教育を展開しています。

法学部で学ぶ法学・政治学は、さまざまな社会で必然的に生じる紛争(もめごと)を対象としています。法学部では、紛争はなぜ起こるのか探求し、紛争を解決するにはどうすればよいか学び、解決策を見いだす力を磨き、さらには、紛争を予防するためにはどうすればよいか考えます。紛争の解決にあたっては、もちろん、力ずくで相手に押しつけたり、場当たり的な妥協をしたりするのではいけません。紛争解決は、公正な手続きで行われなければなりません。解決案は、立場の違う人でも理解できる、理屈にかなった説得力のあるものでなければなりません。

社会において法学部の卒業生に期待される能力の一つは、公正な手続きを踏み、説得力のある解決案を提示して、紛争を解決に導くことです。法律学科は、ルールにしたがった説得力のある論理を構成することによって、紛争の解決や予防ができる人材を育成することを目的としています。

カリキュラムの特徴

系統だったカリキュラム編成

変転ただならない時代に対応するには、不変の基礎をふまえると同時に、高度な専門知識もマスターする必要があります。そのために、法律学・政治学の基本となる科目や基礎理論・歴史・思想を学ぶ科目から、最先端の法的問題を扱う科目まで、多種多様な授業科目 を用意しています。

科目数が多いため、どの科目をどんな順序で履修していけばよいか、選択に迷うことがあります。そこで、科目の内容・レベルに応じて基礎・導入科目基幹科目アクティブ・ラーニング科目展開科目に区分しナンバリングするとともに、学生の進路希望や興味関心におうじてどのような科目を履修していけば良いのか示す下記の履修プログラムを準備しています。

基礎的科目を必修・選択必修に指定

どの科目を履修するかは、原則として個々の学生が自由に決めることですが、法律学科生すべてが学ぶべき基礎的な内容もあります。そのため、次の科目を必修・選択必修に指定しています。必修科目とは、その科目を修得しなければ卒業できないもの、選択必修科目とは、指定された一定の科目の中から決められた単位数の科目を修得しなければ卒業できないものをいいます。
基礎・導入科目 プレップセミナー
法律学入門
政治学入門
3科目中2科目4単位以上選択必修
基幹科目 必修科目 民法I(概論・総則・物権)
刑法I(総論)
2科目8単位必修
ユニット選択必修科目 17科目指定 3ユニット12単位以上選択必修
アクティブ・ラーニング科目 66科目指定 10単位以上選択必修

アクティブ・ラーニング(学生の能動的な学習)の重視

大学では、講義を聴いて知識を得るという受け身の学習をするだけでなく、教員の質問に対する応答、受講生相互のディスカッション、学んだり調査したりしたことのプレゼンテーション、レポート・論文の執筆など、より能動的な学習が重視されます。このような能動的な学習を行うために、法学部では、少人数制のアクティブ・ラーニング科目を1年次秋学期以降つねに受講することができます。卒業までに、アクティブ・ラーニング科目から10単位以上を修得することが義務づけられています。

法律学科の4年間

履修プログラム

多数の科目の中でどれを履修していけばよいのかを学生に示すために、次の5つの履修プログラムを設置しています。これらのプログラムは、相互に関係の深い授業科目をまとめたもので、学生自らの興味や志望におうじて系統だった学習を可能にする「おすすめメニュー」です。

それぞれの履修プログラムを構成する科目を、所定の単位数以上修得すれば、「プログラム修了証」を発行します。これは、卒業を証明するものではありませんが、法律学科においてどのような分野を重点的に学習したのかを、より具体的に証明するものです。

司法プログラム

法科大学院に進学して裁判官・検察官・弁護士をめざす人のためのプログラムです。実定法学の基本科目を、早期から本格的に学びます。

行政プログラム

一般の国家公務員や地方公務員をめざす人のためのプログラムです。主要な公務員試験科目を中心に、行政や地方自治にかかわる法学科目、政策を決めるプロセスにかかわる政治学科目を学びます。

企業関係法プログラム

民間企業への就職をめざす人のためのプログラムです。民法・商法を中心に、企業活動を行うにあたって注意を払うべき税法・労働法・経済法にも学習を広げます。

国際ビジネス法プログラム

民間企業に就職して、海外を相手にする貿易やサービス取引に携わりたいと考えている人を想定したプログラムです。民法・商法という基本を学んだ上で、国際取引法や知的財産法を中心に学習します。英語で学ぶ科目も用意されています。

法政歴史プログラム

現在の日本社会のあり方を、歴史に学ぶことによって考えていきたい、という関心をもつ人を想定したプログラムです。法学・政治学という区分をこえて、歴史系・思想系の科目を学びます。
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