学部長メッセージ

経済学部長 大坂 仁

私たちの住んでいる社会は時の経過とともに絶えず変化しています。私たちが日々目にする新聞、テレビ、インターネットで配信される様々なニュースや情報は、私たちを取り囲む環境が常に移り変わっていることを示しています。京都、日本、アジア、世界と視点のレベルは異なるものの、私たちの日常生活はこれらの変化から大小の様々な影響を受けていることは言うまでもありません。皆さんが大学に入り、そして就職して社会人となるまでの期間は、まさにその絶え間なく変化する社会で生き抜く準備期間ともいえます。大学へ進学する学生へ平等に与えられるその期間中に何を学び、そして何を得るのかは、まさに皆さんの選択と努力に拠ります。大学生活の年月は同じでも、皆さんの選択と努力で得られる成果は大きく異なったものになります。人生100年時代ともいわれる今日において、大学での学びの4年間がその後の社会人生活においてますます重要なものになると強調しても必ずしも言い過ぎではありません。

さて、日本では安倍政権による経済政策、いわゆるアベノミクスの経済効果や従来からの財政問題、アジアに目を移すと中国の一帯一路構想と更なる経済成長による地域内での影響力拡大、また世界では叫ばれて久しい経済グローバル化とアメリカのトランプ政権発足を契機とした保護主義の台頭と、経済学の分野だけでも数多くの課題や難問を抱えています。これらのローカル、またグローバルな経済問題について何をどのように学修していくかは学生の皆さんの選択と意欲次第です。経済学部ではこれら様々な経済問題を多面的かつ包括的に考察していく上で多くの科目を提供しています。具体的に経済学部経済学科では、2年次からの選択として公共政策コース、産業経済コース、国際経済コースの3つのコースを設け、それぞれのコースで特徴ある体系的な学びができるシステムを構築しています。経済学の基本となるマクロ経済学やミクロ経済学においては入門レベルから上級レベルまで科目を配置し、また理論的な科目のみならず応用的また実験的な科目も設置しています。加えて、経済問題を数量的手法や歴史的な視点でも分析できるようにデータ処理や東西の経済史の科目も揃えており、学生の知的好奇心に幅広く対応できるカリキュラムとしています。

なお、現代の経済学も一層グローバル化が進んでおり、どの地域や国の大学でもほぼ同様な経済学理論や分析ツールを学修することになっています。経済学部では英語で経済学を学ぶことにも力を入れており、上級英語プログラムという特徴のある経済英語関連の科目を備えています。これらの科目を提供することで、将来社会人として国際ビジネスの場で活躍を希望する学生の英語コミュニケーション能力のレベルアップをサポートしています。また、人生100年といわれる社会人生活を快適に過ごし一層意義あるものにするために、仕事と生活の両立を学ぶワーク・ライフ・バランス講座プログラムを開設しています。経済学部でこれらの充実した科目やプログラムで一緒に学び、楽しく有意義な学生生活を送ることで、人生100年時代といわれる未来へ共に歩んでいきましょう。

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