教育・研究

大学は一生の仲間ができる場所。仲間と議論することで、世界を広げてほしい

益川塾
塾頭

益川 敏英

1973年に発表した益川・小林理論で世界的な注目を集め、2008年にノーベル物理学賞受賞。休日は、山荘でクラシック音楽と読書を楽しんでいる。

わからないことは自分で調べる

学生時代には、理学部の数学や物理学が好きな者同士で「DEPHIO(デフィオ)」というグループをつくっていました。グループ名は、ディラックやアインシュタインなど、メンバーが尊敬する科学者6人の名前の頭文字をつなげたもの。仲間内で難しい質問を用意しては、よく先生を困らせに行っていました。
忘れられないのは、中野藤夫先生のこと。DEPHIOのメンバーは中野先生を慕っていたので、お話がしたくて研究室に押し掛けて質問をしたんですが、「そんなこと急に聞かれてもわかるか!」と一蹴されたんです。それでもしばらく粘っていたら、「これを貸してやるから、わからないことは自分で調べろ」と本を渡されました(笑)。
高校の先生というのは知っていることを教えるのが仕事ですが、大学では違うんですね。大学の研究は、すぐに答えの出るようなものではないんです。
DEPHIOでは、夏休みに長野県の霧ヶ峰に登ったこともありました。量子力学の重たい英語の本をリュックに入れていって、山頂で勉強会をするんです。今考えるとまったく意味がないのですが(笑)、当時はそうすることで自分たちのアイデンティティを示したかったんでしょうね。
 

気の合う仲間同士で議論を尽くしてほしい

大学時代を有意義なものにするには、気の合う仲間を2、3人見つけることだと思います。そして、あらゆることについて議論すること。
同じ分野に興味をもっていたとしても、趣味は少しずつ違うので読んでいる本も違うんですよ。議論をしていて知らない本の名前が出てくると、「あいつ、あんな本を読んでいるのか」と思って自分も読んでみる。そうすることで、だんだんと自分の幅が広がっていきます。
先生や先輩が教えてくれることというのは、非常に要領よくまとまった型通りのことで、脱線というものをしないんですね。たとえば私は、講義で話されるであろう内容は事前に勉強していたので、最前列に座ってノートも取らずに聞いていました(笑)。
仲間同士で、ぜひ色んなことを議論してみてください。思わぬ部分に話が飛んで、アイデアが生まれることもあります。友達を介して、どんどん新しい世界に触れることができますよ。
 
在学生へのメッセージ!

できれば何かのサークルに入ると、交友関係が広がって良いと思います。大学は、生涯の友達をつくれる場所。議論をしていると「二度と口なんか聞くか!」という程のケンカに発展することもありますが、一週間もたてば普段通りです。
自分ひとりで考えごとをしていると、袋小路に入って抜け出せなくなってしまうこともありますが、人に話したとたん新しい出口が見えてくる。私の場合はしゃべっていると頭が回らず、話を打ち切って部屋を出ようとした瞬間に答えを思いついたりします。
ずっとひとりで勉強するのではなく、話してからもう一度考えるということを繰り返してみてください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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