ジカウィルス感染症から身を守ろう

ジカウィルス感染症の世界的な流行が続いています。中南米やカリブ海領域から、アジアや南太平洋地域への流行の拡大も見られ、2016年6月9日時点で、日本でも10名の感染者(国外での感染による)が確認されています。感染媒介である蚊の活動が活発になる時期に合わせ、夏休みなどで海外に渡航する人も多くなり、国外はもちろん国内でも感染の可能性があります。正しい知識を身につけて感染から身を守りましょう。

感染経路

ジカウィルス感染症の主な感染経路は蚊による媒介です。ジカウィルスをもつヤブ蚊属のネッタイシマカやヒトスジシマカ(通称:ヤブカ)に刺されると感染することがあります。 その他に、性行為による感染・母子感染・輸血による感染も指摘されています。

ヒトスジシマカ(通称:ヤブカ)

背中に一本の白い線とW字状の模様がある4.5㎜ほどの蚊。5月中旬から10月下旬ころまで活動する。雑木林や竹林などで繁殖し、主に藪、墓地、公園などに見られる。特に日中に活発に吸血する。

(国立感染症研究所より)

症状

ジカウイルス病の潜伏期は2~12日(多くは2~7日)とされています。症状は軽度の発熱(38.5℃以下)、発疹、頭痛、関節痛、筋肉痛、結膜炎、倦怠感などで重くはなく2~7日でおさまります。また、感染しても症状を発症しない不顕性感染が感染者の約8割を占めるとされています。

妊娠中の女性がジカウィルスに感染すると小頭症等の先天異常のある子供が生まれる危険性があります。またジカウイルス感染と運動神経に障害をおこし両手足に力が入らなくなるギラン・バレー症候群との関連も指摘されています。

予防策

蚊に刺されないようにする

  • 蚊のいそうな藪などに近づく時には長袖シャツと長ズボンを着用する(暗い色の服は避けて明るい色の服を着る)
  • 裸足でのサンダル履きは避ける。また肌の露出部には虫よけ剤を使用する。
  • 日焼け止めを使用する場合は先に日焼け止めをつけてから虫よけ剤を使用する。またこまめにつけ直す。
  • 蚊が室内に入らないように、窓やドアを閉めてエアコンを利用する。
  • 蚊の卵を除去するために、週に1度、花瓶や植木鉢の受け皿から水を捨てる。
  • 流行地からの帰国者は症状の有無に関わらず、潜伏期を考慮して少なくとも帰国日から2週間程度は特に注意を払って虫よけ剤の使用など蚊に刺されないための対策を行う。

性行為の際はコンドームを使用する。または性行為を控える。

  • 流行地に滞在中の男女は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控える。
  • 流行地から入国(帰国を含む)した男女は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低8週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控える。

関連リンク

参考・引用資料
国立感染症研究所HP
厚生労働省HP
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