大学から社会全体へと広げる、 女性が輝くための環境づくり

ゼミ・研究

challenger

  • 生命科学研究科 1年次
    松島 章子さん

    (写真左)

  • 工学研究科 博士後期課程 3年次
    吉田 亜佑美さん

    (写真左手前)

  • 総合生命科学部 4年次
    安木 実悠さん

    (写真中央)

  • 総合生命科学部 4年次
    木田 朱音さん

    (写真中央右)

  • 生命科学研究科 2年次
    近藤 真菜美さん

    (写真右)

  • 総合生命科学部
    瀬尾 美鈴教授

京都産業大学では平成26年度にダイバーシティ推進室を設置。男女共同参画促進策の一環として、女性研究者支援に取り組んでいる。
研究支援員制度や保育費用の一部負担など制度を充実させることで、結婚や出産・子育てといったライフイベントと研究を両立できる環境を整備し、女性研究者の活躍をサポートしている。女性が生き生きと学び、働ける社会の実現を目指し、ダイバーシティの意識醸成に努めていく。 

現在の道に進んだ理由は何ですか?

松島 章子さん
近藤 真菜美さん
吉田 亜佑美さん
安木さん:高校生の授業で生物を学び、病気のメカニズムについて興味を持ったからです。総合生命科学部では、生物の体について細胞・分子レベルの実験ができると知り受験を決めました。研究室配属の際には、瀬尾先生がキラキラと目を輝かせてご自身の研究内容についてお話しされるのを聞き、「私も先生のように研究したい」と思い現在の所属に進みました。

近藤さん:私は高校時代、生物の授業を取っていなかったのですが、テレビなどでがんについて知り、もっと知りたいと感じたことがきっかけですね。入学後にがんに関係のある研究室に訪問して話を聞き、さらに興味が深まりました。

吉田さん:学部から院に進む際には就職も視野に入れていたのですが、やはりこれまでの研究を形に残したいという思いが強く、博士課程まで進むことに決めました。研究テーマに恵まれたこともあり、やりがいを感じていたことが大きかったですね。

瀬尾教授:総合生命科学部では、3年生で研究室に所属します。自分の研究テーマを持つようになり、学会などで専門家の方からコメントをもらうなど、研究が深まっていくとよりやりがいを感じられると思います。専門の方との交流があるのは、モチベーションを高めるという意味でも効果的ですよね。みなさんは研究をしていてどうですか?

松島さん:なかなか思った通りの結果が出ないこともありますが、期待通りの結果が得られた時はとても嬉しいです。

木田さん:結果が出るのが一番嬉しいですよね。あと、分からないところを研究室のみんなや先生と話し合いながら検証していくのが面白いです。

近藤さん:研究室は少人数制なので、先生方と学生の距離が近いところが大きな魅力だと思います。

瀬尾教授:実験結果は正直なので、何度も繰り返し挑戦することで、確実に自分の成長を感じられるんです。また、本学は京都という学問の地にあり、学内外に多くの研究者が集まっています。研究テーマや進度に応じて、必要な情報や協力者をすぐに得ることができるのは研究者や学生にとって非常に役立つと思いますよ。 

みなさん仕事はずっと続けたいとお考えのようですが、女性の働き方についてご自身の考えをお聞かせください。

安木 実悠さん
木田 朱音さん
瀬尾 美鈴教授
吉田さん:結婚や出産を迎えても、仕事は続けていきたいですね。もちろん子供が幼いうちはそばについていてあげたいですが、将来かかる費用のことも考えると私も働かなくては、と。私は仕事をすることで生き生きと過ごせると思うので、子供のためでもあり、自分のためでもあるんです。女性が働き続けるための制度を作るだけでなく、その制度を利用できる雰囲気、理解が職場に浸透することが必要だと思います。

木田さん:制度としては、仕事に復帰する際のフォローアップだけでなく、休職中の情報共有もできる仕組みがあるといいと思います。やはり休職中は孤独感がありますし、仕事や職場の情報が入ってくるだけでも、復帰後すぐに仕事を始められるようになるのではないかと。

安木さん:私は子供とのコミュニケーションを大事にしたいので、会社の中に保育所があるといいなと思います。休み時間に会いに行くことができれば、女性も安心して仕事ができますよね。また、女性対象のものだけでなく男性にも時短制度などがあったりすると、家事の分担ができますし、子供もお父さんとコミュニケーションを深められるのではないでしょうか。

瀬尾教授:みなさんが言うように、男性へのフォローが結果女性へのフォローにもつながるんですよね。家族のために働いてくれるお父さんにも、家族と触れ合う時間をしっかりとっていただけるよう互いに支え合える社会になってほしいと思います。  本学での制度は開始して間もないため、利用者はまだ2~3人。数か月後には利用者からフィードバックを受け、この制度がどのように役立っているのか検証し、今後に活かしたいと考えています。これから充実させていきたいのは、ライフイベント(出産・育児・介護など)期にある女性研究者の研究継続を支援するための柔軟な勤務体制の確立です。労働時間の短縮や授業負担の軽減、在宅勤務の検討などを行うことで、女性研究者の職場復帰支援に加え、職場としても女性研究者の能力を有効に活用できると期待されています。男性への育児休暇取得制度も推進していきたいですね。 

Koyama 女子カフェ

6月19日(金)、女性研究者と女子学生とのランチミーティングが初めて開催された。このイベントは、昼休みの時間を利用して女性研究者と女子学生が交流するというもの。研究者は学内ネットワークを構築でき、学生には研究職を身近に感じてもらう機会となる。その他、女子学生へのキャリア形成支援策として、ワークライフバランス講座や理系女子卒業生と学生との交流会などを企画中。未来の女性研究者のための支援も充実させていく。

Koyama 女子カフェ

研究を志す理系女子“リケジョ”たちへメッセージをお願いします。

松島さん:理系に進もうとする女子学生は周りでも少数派で、私も高校生のころは進路に迷いました。悩んだ末に理系の道を選び、これまで研究を続けてきましたが、研究の存在が大学生活にやりがいを与えてくれていると思います。将来は、研究を通して培ったこと・学んだことを活かして社会に役立てたいと思うようになりました。未来の理系女子のみなさんにも、まずは興味のあることを見つけて、自分の可能性を広げていってほしいです。

吉田さん:女性研究者を取り巻く環境はまだまだ万全とは言えませんが、研究を志す女性が増えることで考え方や視点の幅が広がり、科学の発展にも社会の発展にも多様性が生まれるのではないかと思います。今回のような取り組みが浸透していくことで、未来の理系女子の選択肢が広がるといいですね。

木田さん:研究を行うことに、男女の差はないんですよ。特に私たちの分野では、生体の謎を追求することで人類の役に立つヒントやきっかけを見つけられるかも、というワクワク感があります。研究をする楽しさをぜひ感じてもらいたいですね。

瀬尾教授:彼女たちをはじめ、先輩の女性研究者や協力してくださる男性研究者の方々が、理系女子のみなさんの未来を切り開いてくださっています。女性が自分の描く将来像に向かって踏み出すことができ、充実した人生を送ることができるように、ダイバーシティ推進室は今後とも社会への啓発を進めていきますので、学生のみなさんにも、希望する分野へ恐れずに挑戦していってほしいと思います。 

ダイバーシティ推進室

男女共同参画とその先にあるダイバーシティへとの推進に向け、多様な働きかけを行っている。
※取り組みや制度については、随時本学ホームページにて公開しています。 

※掲載内容は取材当時のものです。

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